📌 この記事でわかること
「PERって聞いたことあるけど、結局何なの?」という方へ。計算式から実際の使い方まで、図解つきでやさしく解説します。読み終わる頃には、株の「お買い得度」が自分で判断できるようになります!
① PERとは?まずは一言で言うと
PER(ピーイーアール)とは Price Earnings Ratio(株価収益率) の略で、「今の株価が、会社の稼ぎに対して何倍の値段がついているか」を示す指標です。
あなたの友人が「年間100万円稼ぐりんご農園」を売りたいと言っています。
その農園の値段が 1,500万円 だとしたら? → PER=15倍(15年分の稼ぎで買える)
もし値段が 500万円 なら? → PER=5倍(5年分の稼ぎで買える=お買い得!)
もし値段が 5,000万円 なら? → PER=50倍(50年かかる=かなり高い!)
株も同じです。PERが低いほど「稼ぎに比べて株価が安い=割安」、高いほど「稼ぎに比べて株価が高い=割高」と判断できます。
② PERの計算式をわかりやすく
🔢 具体的な計算例
株価が3,000円で、1株あたり200円の利益を出している企業のPERは「15倍」。これはつまり「今の稼ぎが続けば15年で元が取れる株価」ということです。
証券会社の銘柄ページや、企業の決算短信(IR情報)に記載されています。Yahoo!ファイナンスなどでも「EPS」として確認できます。
③ PERの目安はどのくらい?
「何倍なら割安?」という疑問は当然です。以下が一般的な目安です。
| PERの目安 | 判断 | どんな状況? |
|---|---|---|
| 〜10倍未満 | 割安ゾーン | 市場から低評価。理由を調べる価値あり |
| 10〜20倍 | 適正ゾーン | 日本株の平均的な水準(約13〜16倍) |
| 20〜30倍 | やや割高 | 成長期待が込まれている状態 |
| 30倍以上 | 割高ゾーン | 高成長企業や人気銘柄に多い |
銀行・保険:約8〜12倍 / 製造業:約12〜18倍 / IT・成長株:約25〜50倍以上
→ 同業他社と比較することが大切です!異なる業種同士のPER比較はあまり意味がありません。
④ 「低PER=必ずお得」じゃない!落とし穴に注意
ここが初心者が最もハマりやすいポイントです。PERが低くても、それが「罠」のケースがあります。
- 今期は黒字でも、来期以降の業績が悪化する見込みがある(利益が減ればPERは自動的に上がる)
- 「死に体」銘柄:市場から将来性がないと見なされ、誰も買わないため安い
- 業種の特性:銀行・保険は構造上PERが低くなりやすいが、割安とは限らない
- 高成長が期待されているが、期待が外れると株価が急落しやすい
- 赤字の年はEPSがマイナスになるため、PERが計算できない(意味をなさない)
⑤ PERの正しい使い方:3つのコツ
A社のPERが20倍でも、同業他社が全員30倍なら「A社は割安」かもしれない。業種内の比較が基本です。
「この銘柄は歴史的に平均15倍で取引されてきた。今は10倍→割安かも」という使い方が有効です。
PBR(純資産倍率)、ROE(自己資本利益率)、配当利回りなどと組み合わせて総合判断するのがプロのやり方です。PER単体で売買判断するのはリスクがあります。
⑥ PERの実践チェックリスト
- 気になる株のPERを確認する(Yahoo!ファイナンス等)
- 同じ業種の競合他社のPERと比べる
- 過去5年の自社PER推移を調べる
- PERが高い・低い「理由」を考える
- PBR・配当利回りなどと組み合わせて総合判断する
📝 まとめ:PERの3行まとめ
- PER=株価 ÷ EPS。「稼ぎの何倍の値段か」を示す指標
- 低い=割安候補、高い=成長期待。でも鵜呑みは禁物!
- 同業比較・過去比較・他指標との組み合わせが正しい使い方
※ 本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。


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