四季報2026年4集|2001〜2999のピックアップ銘柄43社

会社四季報2026年4集(秋号)の表紙 四季報ピックアップ銘柄
会社四季報2026年4集(秋号)。業績上振れ企業や大株主情報をチェックして銘柄選びに活用します。

会社四季報2026年4集を読みながら、証券コード2001〜2999の範囲で気になった銘柄を書き出しました。全部で43社あります。この番号帯は食料品を中心に、サービス業・情報通信業・卸売業・小売業までが並ぶ区画で、前回の1301〜1999の回が建設業一色だったのとはずいぶん様子が違いました。

ただ番号順に並べても業種が入り混じって読みにくいので、一番数の多い食料品を「製粉・飼料・製糖」「加工食品・調味料」「飲料・たばこ」の3つに分け、そのあとにサービス業・情報通信業・卸売業・小売業を続けています。似た事業の会社が隣り合うので、比べながら読んでいただけると思います。なお、ここに挙げたのは四季報を読んで気になった銘柄であり、売買を推奨するものではありません。

この記事でわかること

  • 証券コード2001〜2999からピックアップした43銘柄と、それぞれの事業内容
  • 食料品を「製粉・飼料・製糖」「加工食品・調味料」「飲料・たばこ」に分けた見取り図
  • 人材・コンサル・ITなど、サービス業と情報通信業に並ぶ会社の色分け
  • 卸売業・小売業・不動産などから選んだ12銘柄

食料品(13銘柄)

今回ピックアップした43銘柄のうち、13銘柄が食料品です。原料に近い会社と、店頭に並ぶ商品を作る会社では収益の作り方がかなり違うので、3つに分けて並べます。

製粉・飼料・製糖(4銘柄)

コード銘柄名特徴
2002日清製粉グループ本社製粉で国内首位。小麦粉に加え加工食品や中食事業も持ち、海外の製粉事業を拡大中
2053中部飼料配合飼料の大手。畜産用と水産用を全国の工場で生産。穀物相場と為替の影響を受けやすい
2060フィード・ワン配合飼料で国内首位級。協同飼料と日本配合飼料が統合して発足。畜水産物の生産販売も手がける
2117ウェルネオシュガー日新製糖と伊藤忠製糖が統合した製糖大手。機能性素材や業務用食品にも事業を広げる
表:証券コード2001〜2199の製粉・飼料・製糖関連

※配合飼料とは、とうもろこしや大豆かすなど複数の原料を家畜の種類に合わせて混ぜた餌のことです。原料の大半を輸入に頼るため、穀物相場と為替が業績に直結します。

加工食品・調味料(7銘柄)

コード銘柄名特徴
250Aシマダヤ麺の専業メーカー。業務用の冷凍麺で国内2位。2024年にバッファローから分離して上場
2212山崎製パン製パンで国内首位。デイリーヤマザキなど流通事業も持ち、和洋菓子まで幅広く手がける
2282日本ハム食肉加工で国内首位。豚肉・鶏肉の生産から加工・販売まで一貫。プロ野球球団も保有
2607不二製油グループ本社業務用の油脂・チョコレート素材・大豆素材が柱。植物性の食品素材で世界大手の一角
2801キッコーマンしょうゆで世界首位。北米の売上比率が高く、現地での食品卸事業も収益の柱になっている
2815アリアケジャパン畜産系の天然調味料(エキス)で国内首位。外食チェーンや食品メーカー向けが中心
2922なとり珍味・おつまみで国内首位。チーズ加工品やジャーキーが主力で、コンビニ向けに強い
表:証券コード2201〜2999の加工食品・調味料関連

※エキスとは、鶏や豚などを煮出して旨味成分を抽出した調味料の素のことです。完成品ではなく食品メーカーや外食向けの素材として売るため、消費者の目には触れにくい分野です。

飲料・たばこ(2銘柄)

コード銘柄名特徴
2502アサヒグループホールディングスビールで国内首位級。欧州と豪州の買収で海外比率が高く、飲料や食品も傘下に持つ
2914日本たばこ産業たばこで世界大手。海外たばこ事業が利益の柱で、医薬品と加工食品も手がける
表:証券コード2501〜2999の飲料・たばこ関連

サービス業(11銘柄)

食料品に次いで多かったのがサービス業の11銘柄です。人を送り出す会社、専門知識を売る会社、店舗や会員を持つ会社の3つに分けました。

人材・技術者派遣(3銘柄)

コード銘柄名特徴
2124ジェイエイシーリクルートメント管理職・専門職に特化した人材紹介。英国発祥で、外資系やハイクラス案件に強い
2136ヒップ開発系の技術者派遣の中堅。自動車を軸に電子・ソフトの開発設計が主力。防衛関連にも注力
2181パーソルホールディングス人材サービス大手。テンプスタッフやdodaを擁し、人材派遣と転職支援が柱
表:証券コード2101〜2199の人材・技術者派遣関連

コンサル・企業向けサービス(5銘柄)

コード銘柄名特徴
2127日本M&Aセンターホールディングス中堅・中小企業のM&A仲介で最大手。後継者不在の事業承継案件が中心
2130メンバーズ企業のデジタルマーケティングを常駐型で支援。運用人材の育成と組み合わせて提供する
2153E・Jホールディングス官公庁工事が柱の総合建設コンサル。エイトコンサルタントと日本技術開発が統合して発足
2325NJS上下水道に特化した建設コンサル。調査・設計から施工監理まで一貫し、官公需が大半を占める
2488JTPシステム開発・運用が主力。生成AIを使ったDX支援やセキュリティ、人材育成研修も手がける
表:証券コード2101〜2499のコンサル・企業向けサービス関連

※建設コンサルとは、道路や上下水道などの公共インフラについて、調査・計画・設計や工事の監理を担う会社のことです。自分では施工せず、発注者である官公庁側に立つ点がゼネコンとの違いです。

生活・医療・警備(3銘柄)

コード銘柄名特徴
212Aフィットイージーフランチャイズを軸に24時間ジムを展開。サウナやゴルフ練習スペースを併設した複合型店舗が特徴
2331綜合警備保障警備で国内2位。機械警備と常駐警備が柱で、現金輸送や介護事業にも広げる
2413エムスリー医師向け会員サイト「m3.com」を運営。製薬会社のマーケティング支援が収益の柱
表:証券コード2101〜2499の生活・医療・警備関連

※機械警備とは、事務所や店舗にセンサーを置いて異常を検知し、警備員が駆けつける仕組みのことです。契約が積み上がる月額課金型で、景気の波を受けにくいのが特徴です。

情報・通信業(7銘柄)

2000番台には独立系のシステム開発会社がまとまって入っています。受託開発が中心の会社と、自社サービスを持つ会社が混ざっているのがこの業種の見どころです。

コード銘柄名特徴
208A構造計画研究所ホールディングス独立系SIの持株会社。祖業の構造計算と防災コンサルが柱で、クラウドサービスを育成中
2303ドーン地理情報システム(GIS)のソフト開発。警察・消防・自治体向けの情報共有サービスに強い
2332クエスト独立系のシステム開発会社。金融・製造業向けの受託開発と運用保守が中心
2335キューブシステム独立系のシステムインテグレーター。金融・流通向けの業務システム開発が主力
2359コア組込みソフト開発が祖業。車載・通信分野のエンジニアリングとITサービスの2本柱
2411ゲンダイエージェンシーパチンコ店など遊技場向け広告で専業首位。折り込みからネット広告へ移行し、他業種向けも拡大
2477手間いらず宿泊施設向けの予約管理システムを開発・販売。複数の予約サイトを一元管理する仕組みが主力
表:証券コード2001〜2499の情報・通信関連

※SI(システムインテグレーション)とは、顧客の業務に合わせてシステムの設計から開発・運用までを請け負う事業のことです。特定のメーカーの傘下に入らない会社を「独立系」と呼びます。

卸売業(5銘柄)

商社が並ぶ区画です。総合商社が1社、あとは扱う分野を絞った専門商社で、製造も手がける会社が目立ちました。

コード銘柄名特徴
2676高千穂交易独立系の技術商社。入退室管理や商品監視などのセキュリティとデバイスが柱
2760東京エレクトロン デバイス半導体・電子部品の技術商社。海外メーカー品の販売に加え、自社開発の製品も手がける
2767円谷フィールズホールディングス遊技機の企画・販売が柱。円谷プロを傘下に持ち、ウルトラマンのコンテンツ事業も展開
2768双日総合商社。日商岩井とニチメンが統合して発足。自動車・航空・化学品などに強み
287A黒田グループ電気・電子材料の専門商社として発足。のちにHDD部品などの製造を始め、商社と製造の両輪
表:証券コード2601〜2999の卸売業関連

小売業(4銘柄)

扱う商品も商圏もばらばらですが、いずれも自分の得意な領域で首位級を取っている会社が並びました。

コード銘柄名特徴
2659サンエー沖縄地盤のスーパー最大手。食品スーパーを軸に、専門店やショッピングセンターも運営
2670エービーシー・マート靴の小売で国内首位。自社ブランドの企画から販売まで一貫し、海外にも出店
2674ハードオフコーポレーション中古品のリユース店をフランチャイズ中心に展開。オーディオ・楽器・家電に強い
2730エディオン家電量販の大手。中部・関西が地盤で、住宅リフォームなど住まい関連にも広げる
表:証券コード2601〜2799の小売業関連

その他の業種(3銘柄)

番号帯の途中に、食品や商社とは毛色の違う会社が3社ありました。いずれも2000番台では少数派の業種です。

コード銘柄名特徴
2337いちご不動産業。中古のオフィスビルや商業施設を再生して価値を高める事業が柱。J-REITの運用も手がける
255Aジーエルテクノホールディングス精密機器。分析機器と半導体向けの石英資材が2本柱。GLサイエンスを傘下に持つ
256A飛島ホールディングス建設業。飛島建設を傘下に持つ持株会社で、トンネルなどの土木に強い
表:証券コード2301〜2599のその他業種

まとめ

2001〜2999は食料品を中心にした番号帯で、今回選んだ43銘柄のうち13銘柄が食料品でした。ただ実際に拾ってみると、サービス業と情報通信業だけで18銘柄あり、建設業一色だった前回の1301〜1999とは対照的に、業種の幅が広い区画だという印象です。原料に近い会社ほど相場と為替に、消費者に近い会社ほど値上げの浸透具合に業績が左右されるので、同じ食料品でも分けて見たほうが比べやすくなります。

事業内容をひととおり押さえたら、次は数字で割安・割高を見る番です。利益に対する株価の水準はPERの記事、稼ぐ力はROEの記事にまとめていますので、四季報の予想数字と合わせてご覧ください。

※資産に対する株価の水準はPBRの記事で取り上げています。

免責事項

本記事は会社四季報を読んだ個人の記録であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載している事業内容は四季報の記述をもとにした要約で、正確性を保証するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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