四季報2026年4集|7003〜7997のピックアップ銘柄49社

会社四季報2026年4集(秋号)の表紙 四季報ピックアップ銘柄
会社四季報2026年4集(秋号)。業績上振れ企業や大株主情報をチェックして銘柄選びに活用します。

会社四季報2026年4集を読みながら、証券コード7003〜7997の範囲で気になった銘柄を書き出しました。全部で49社あります。1301〜1999、2001〜2999、3001〜3998、4004〜4998、500A〜5998、6005〜6999と見てきましたが、この番号帯はメーカーではなく商社と小売が中心という、これまでとは毛色の違う区画でした。

番号順に並べると商社とメーカーが入り混じって読みにくいので、一番数の多い卸売業を「電機・電子・計測」「鉄鋼・建設資材・住宅設備」「生活用品・食品など」の3つに分け、そのあとにその他製品、小売業、輸送用機器、精密機器、サービス業と続けています。似た事業の会社が隣り合うので、比べながら読んでいただけると思います。なお、ここに挙げたのは四季報を読んで気になった銘柄であり、売買を推奨するものではありません。

この記事でわかること

  • 証券コード7003〜7997からピックアップした49銘柄と、それぞれの事業内容
  • 卸売業15銘柄を扱う分野ごとに分けた、専門商社の見取り図
  • スポーツ用品・家具・玩具が並ぶ「その他製品」と、小売業の色分け
  • 輸送用機器・精密機器・サービス業など、残り19銘柄の整理

卸売業(15銘柄)

今回ピックアップした49銘柄のうち、15銘柄が卸売業です。いわゆる専門商社ですが、扱う分野によって仕入れ先も得意先もまったく違うので、3つに分けて並べます。

電機・電子・計測(4銘柄)

コード銘柄名特徴
7433伯東半導体と電子部品の専門商社。化学品や自社開発の電子機器も手がける
7472鳥羽洋行半導体製造装置や計測機器を扱う技術商社。メーカーとの共同開発にも踏み込む
7505扶桑電通情報通信システムの構築が柱。官公庁や金融機関向けのネットワーク工事に強い
7510たけびし三菱電機系のFA商社。工場の自動化機器を軸に、自社製品の開発も進める
表:証券コード7433〜7510の電機・電子・計測関連

※FA(ファクトリーオートメーション)とは、工場の生産工程を機械や制御システムで自動化することです。専門商社はメーカーの機器を仕入れるだけでなく、現場に合わせて組み合わせる提案まで担います。

鉄鋼・建設資材・住宅設備(4銘柄)

コード銘柄名特徴
7438コンドーテック建設用の金物と鉄鋼資材が柱。土木・建築の仮設材や産業資材も扱う
7485岡谷鋼機名古屋の老舗独立系商社。鉄鋼、機械、情報、生活産業と事業が幅広い
7539アイナボホールディングスタイルと住宅設備機器の卸売。施工まで請け負う体制が特徴
7570橋本総業ホールディングス管材や住宅設備の専門商社。全国の工事店を販売網に持つ
表:証券コード7438〜7570の鉄鋼・建設資材・住宅設備関連

生活用品・食品など(7銘柄)

コード銘柄名特徴
7466SPK自動車の補修部品を扱う専門商社。建設機械や農機向けの部品と海外販売も伸ばす
7476アズワン理化学機器と医療用品の通販型商社。カタログとウェブで研究機関や病院に供給する
7482シモジマ包装用品と店舗用品の卸売。小売店舗も持ち、小ロットの需要に応える
7483ドウシシャ家庭用品・家電・食品の企画開発型商社。自社ブランド製品の比率が高い
7552ハピネット玩具と映像ソフト、ゲームの卸売で最大手。自社でのコンテンツ展開も手がける
7608エスケイジャパンキャラクター雑貨の企画と卸売。アミューズメント施設向けの景品が柱
7675セントラルフォレストグループ中部地盤の食品卸。菓子や酒類の卸会社を束ねる持株会社
表:証券コード7466〜7675の生活用品・食品関連

※企画開発型の商社とは、仕入れて売るだけでなく、自社で商品を企画して生産を委託し、自社ブランドとして売る形のことです。在庫のリスクを負う代わりに利幅が大きくなります。

その他製品(7銘柄)

東証の業種区分でどこにも当てはまらないものが集まる区画です。スポーツ用品、玩具、オフィス家具、包装材と、並べてみると中身はばらばらでした。

コード銘柄名特徴
7811中本パックスグラビア印刷とラミネート加工が柱。食品の軟包装材と工業用の薄膜コーティングを手がける
7821前田工繊河川や道路の補強に使う防災用の土木資材で大手。産業資材と自動車ホイールも柱
7832バンダイナムコホールディングス玩具とゲーム、映像が柱。自社のキャラクター版権を軸に多方面へ展開する
7906ヨネックスバドミントンとテニスのラケットで世界大手。ゴルフクラブも手がける
7936アシックススポーツシューズの大手。ランニングを軸に、海外とオニツカタイガーが伸びる
7945コマニー間仕切りで国内上位。オフィス、工場、医療・福祉、学校と用途ごとに製品を持つ
7972イトーキオフィス家具の大手。働き方の変化に合わせた空間づくりの提案にも力を入れる
表:証券コード7811〜7972のその他製品

※「その他製品」は、東証の33業種のうち既存の分類に収まらない製品をまとめた区分です。同じ業種名でも事業の中身に共通点がないため、ここだけは業種での比較がほとんど意味を持ちません。

小売業(6銘柄)

専門店チェーンが中心です。扱う商品は違っても、自社で企画して仕入れ値を抑える形を取っている会社が目立ちました。

コード銘柄名特徴
7134アップガレージグループ自動車・バイク用品のリユース店をフランチャイズ中心に展開する
7453良品計画「無印良品」を展開。衣料・生活雑貨・食品を自社企画し、海外出店を進める
7513コジマ家電量販。ビックカメラの子会社で、小商圏型の店舗づくりに移行している
7532パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス「ドン・キホーテ」を展開。総合スーパーのユニーも傘下に持つ
7564ワークマン作業服チェーン。一般向けの「ワークマンプラス」で客層を広げた
7581サイゼリヤ低価格のイタリアンレストランチェーン。原材料の調達から自社で手がける
表:証券コード7134〜7581の小売業関連

輸送用機器(4銘柄)

コード銘柄名特徴
7012川崎重工業総合重機。航空宇宙・防衛、鉄道車両、二輪車、エネルギー機器が柱
7203トヨタ自動車自動車で世界首位級。ハイブリッドに強く、金融事業も大きな収益源になっている
7236ティラド自動車用の熱交換器(ラジエーター)が主力。建設機械向けも手がける
7269スズキ軽自動車と二輪が柱。インド市場で圧倒的なシェアを持つ
表:証券コード7012〜7269の輸送用機器関連

精密機器(4銘柄)

コード銘柄名特徴
7741HOYA半導体用のマスクブランクスで世界首位。眼鏡レンズや内視鏡も柱
7760IMV振動試験装置の国内最大手。製品の耐久性を確かめる設備と計測サービスを手がける
7780メニコンコンタクトレンズの国内大手。定額制の「メルスプラン」で継続収入を確保する
7979松風歯科材料で国内首位。人工歯や接着材が主力で、工業用の研磨材も持つ
表:証券コード7741〜7979の精密機器関連

※マスクブランクスとは、半導体の回路パターンを描く前の、ガラス基板に膜を付けた素材のことです。ここに回路を描いたものがフォトマスクになります。

サービス業(4銘柄)

コード銘柄名特徴
7047ポート就職や金融、リフォームなど分野ごとの比較サイトを運営する成果報酬型の広告会社
7075QLSホールディングス認可保育所の運営が柱。介護・福祉施設と人材派遣も手がける
7094NexTone音楽コンテンツの著作権管理を展開。音楽配信のレコチョクを傘下に持つ
7368表示灯鉄道駅や庁舎に設置する地図広告「ナビタ」を独占的に展開。屋外広告や看板設置も手がける
表:証券コード7047〜7368のサービス業関連

その他の業種(9銘柄)

1社ないし2社だけの業種が続いたので、まとめて置いています。いずれも番号帯のなかでは少数派ですが、それぞれの分野では上位にいる会社です。

コード銘柄名特徴
7011三菱重工業機械。総合重機の最大手で、発電設備、防衛・宇宙、産業機械が柱
7164全国保証その他金融業。住宅ローンの信用保証で独立系最大手。金融機関と提携して全国展開する
7191イントラストその他金融業。家賃や医療費などの債務保証が柱で、連帯保証人に代わる役割を担う
7326SBIインシュアランスグループ保険業。少額短期保険や損害保険の会社を傘下に持つ保険持株会社
7735SCREENホールディングス電気機器。半導体の洗浄装置で世界首位。印刷機器やディスプレー装置も持つ
7752リコー電気機器。複合機の大手で、オフィス向けのITサービスへ事業の軸を移している
7949小松ウオール工業金属製品。オフィスや工場向けの間仕切りで国内上位。石川県が地盤
7966リンテック化学。粘着製品の大手で、ラベル用の素材や半導体工程用のテープに強い
7970信越ポリマー化学。塩ビの加工品が祖業で、半導体ウエハーの搬送容器や電子部品も柱
表:証券コード7011〜7970のその他業種

※信用保証とは、お金を借りた人が返せなくなったときに、保証会社が代わりに金融機関へ支払う仕組みのことです。保証料が収入になる一方、焦げ付きが増えると損失が出ます。

まとめ

7003〜7997は、これまでの番号帯と違ってメーカーが主役ではありませんでした。今回選んだ49銘柄のうち、卸売業15・小売業6と、商社と小売だけで21銘柄あります。商社や小売は売上規模のわりに利益率が低く見えますが、それは仕入れた商品の金額がそのまま売上に乗るためで、製造業と同じ感覚で利益率を比べても意味がありません。この区画の会社を見るときは、売上高よりも粗利益の額と、在庫がどれだけ寝ているかを見たほうが実態に近くなります。

事業内容をひととおり押さえたら、次は数字で水準を見る番です。利益に対する株価の水準はPERの記事、資産に対する水準はPBRの記事、稼ぐ力はROEの記事にまとめていますので、四季報の予想数字と合わせてご覧ください。

※これまでのピックアップは1301〜1999の回、2001〜2999の回、3001〜3998の回、4004〜4998の回、500A〜5998の回、6005〜6999の回にまとめています。

免責事項

本記事は会社四季報を読んだ個人の記録であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載している事業内容は四季報の記述をもとにした要約で、正確性を保証するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。

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