2025年7月1日の投資・経済ニュースをまとめました。この日の最大の注目材料は、円が約39年半ぶりに1ドル=162円台まで下落したことです。あわせて、難航する米イラン協議、米国の求人・消費者信頼感といった経済指標、経産省による国産AIへの1兆円支援、日印のバイオガス車連携など、相場に影響しそうな話題を一つずつ整理し、最後に個人的な考察とドル円の想定レンジをまとめています。
イランのガリバフ国会議長は、覚書で定めた条件が満たされるまで、これ以上の交渉には応じない構えを示しています。戦闘終結に向けた協議は難航しそうです。
5月の米雇用動向調査(JOLTS)では、求人件数が前月比9,000人増の759万4,000件となりました。市場予想の730万件を上回る結果です。一方で、自発的離職率と求人率はともに横ばいでした。
6月の米消費者信頼感指数は前月比0.6ポイント上昇の91.2となりました。市場予想の94.8は下回っています。現状指数はマイナスに転じたものの、イラン情勢の落ち着きを受けて期待指数はプラスに改善しました。
ナイキ、相互関税の還付金で純利益が5倍に
南米の関税同盟であるメルコスール(南部共同市場)が、日本とのEPA(経済連携協定)締結に向けた交渉開始を発表しました。締結が実現すれば、人口約4億人・GDP約7兆ドルの巨大経済圏が誕生します。日本は自動車の関税引き下げなどを求め、輸出拡大を目指しています。
・アメリカが年内に利上げに踏み切るとの観測が浮上
・日本政府が今月策定する骨太の方針で日銀の利上げをけん制すると伝わったこと
必要に応じていつでも適切に対応する
経済産業省は、ソフトバンクなどが設立した「ノエトラ」などに対し、2026年度に約3,900億円を支援します。ノエトラは産業技術総合研究所と共同で国産AIの開発を進める計画で、支援額は今年度からの5年間で合計1兆円規模に達する見通しです。官民共同でフィジカルAIの基盤技術を開発し、中国やアメリカに対抗する狙いがあります。
日印首脳会談で、バイオガス戦略イニシアチブについて合意する見通しです。インドで自動車シェア首位のスズキの協力のもと、1,000基のバイオガスプラントをインドに建設します。バイオガスを燃料に使うCNG車を普及させ、250万台規模の自動車市場の創出を目指します。日本政府は、スズキやトヨタなど日本メーカーの成長につなげる狙いです。
市場は佐藤氏を、高市政権が掲げる積極財政を志向するリフレ派とみており、追加利上げに対して慎重な姿勢を示すと受け止めています。一方で佐藤氏本人は、自分の立場を特定の考え方や学派に規定したつもりはないとしたうえで、日本経済の発展に資するよう邁進したいと語りました。
皇族数の確保策として、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持できるようにするほか、旧11宮家の男系男子の養子縁組を可能にします。養子の子孫が男性であれば皇位継承資格を持ちます。男系男子による継承を維持する方針で、今国会での成立を目指します。
有効求人倍率は前月比0.01ポイント低下の1.17倍となりました。中東情勢などに伴う原材料費の高騰で求人計画を見直したとの事業者の声もあります。完全失業率は横ばいでした。
エヌビディアは、AIサーバー用の冷却水を最大45度の「お湯」で運用する新技術を発表しました。水の使用量を減らせるとの主張には、イーロン・マスク氏も賛同しています。
考察

イランとの直接交渉は出来そうにない。
仲介をしてくれても前提の覚書の条件が飲めないのなら時間だけが過ぎていって、再び戦闘が開始されるだろう。
そうなれば落ち着いてきた原油価格が高騰し、インフレ懸念からハイテク企業に逆風が吹き、株価にはネガティブ要因に。
アメリカの景気はそこまで悪くはなさそう。
今週の雇用統計もワールドカップの要因で雇用は一時的には強く出そうだが、それを市場がどのようにとらえるか。
FRBの新議長は経済指標を見ながら政策金利を変えていくと思われるため、強い数字によっては一時的とはいえ利上げ観測が浮上してドル高のトレンドは続きそう。
ドル円も約40年ぶりの水準に達し、円売りポジションも過去最大とまではまだいっていないが、大きくなってきている。
効果的な介入をするなら、アメリカの利上げ観測が後退した時と同時に実弾を使って介入してきそう。
その時にはどのくらい下落しそうかClaudeに聞いた返答を下記に掲載しています。
今はAIのニュースばっかりだが、体感で少しずつフィジカルAIのニュースが増えてきている気がする。
これまではホワイトカラーの仕事を奪われるからブルーカラーの仕事に希少性が高まってきているが、フィジカルAIが台頭してくれば、それらの仕事も奪われることも。
結局、人の仕事がAIに置き換わってきているが、恩恵を受けているのはその企業の株主たち。
これからは株主の立場に少しでもいないと、労働だけの人は格差が広がって最低限の生活もままならなくなってしまう。
インドは構造的に今は株価は軟調だが、アメリカのドル高が一服すれば再度上がっていくポテンシャルはある国なので、個人的にもNISAの積み立てでコツコツと積み立てている。
日本では車と言えばトヨタだが、インドではスズキなので、スズキの株を少しでも保有していれば、インド株の上昇の恩恵を受けれるかもしれない。
長期的には株価も右肩上がりで配当利回りがまだそれほどうまみがないので、配当利回りが4%くらになれば買っていってもいい銘柄。
📉 想定レンジ(あくまでシナリオ試算・目安)
| シナリオ | 想定レンジ | コメント |
|---|---|---|
| 緩やかな調整(野村證券などのメインシナリオ) | 150〜155円 | 中東情勢が落ち着き、FRB利下げ再開・日銀利上げが緩やかに進む前提 |
| 中程度の巻き戻し(ポジション規模なりの反応) | 145〜150円 | 現在のポジション量が2024年比7-8割程度であることを踏まえた比例的な調整幅 |
| 急激な巻き戻し(2024年8月と同型の連鎖) | 140〜145円 | 日銀のサプライズ利上げ、介入、米景気後退懸念などが重なった場合。2024年安値141円が心理的節目 |
| さらなる悲観シナリオ(複合ショック) | 130円台後半〜140円 | 中東リスク後退+米利下げ加速+日銀タカ派化が同時発生する極端なケース |
まとめ|今日のポイント
本日の最大のトピックは、円が約39年半ぶりに162円台へ下落したことでした。背景には米国の利上げ観測の再燃と、日銀の利上げをけん制する動きがあります。米国の経済指標は消費者信頼感の改善など底堅さを示す一方、中東情勢や関税を巡る動きが引き続き相場のリスク要因です。為替の急変には注意しつつ、国産AIへの1兆円支援や日印のバイオガス連携など、中長期の成長テーマもあわせて追っていきたいところです。(本記事は個人的な情報整理であり、投資判断はご自身の責任でお願いします。)

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